HSP×INFJの私が、IT業界で見つけた「ちょうどいい」働き方

HSPとわたし

こんにちは、みっちゃんです。

今この記事を読んでくれている人の中には、もしかすると「今の職場、なんかしんどい」「もうちょっと自分に合う働き方があるんじゃないか」と思っている人がいるかもしれません。

私自身、これまでに5社経験してきて、職業訓練にも通って、ようやく「ちょうどいい」と思える働き方にたどり着いたところです。

決して順風満帆ではなくて、むしろ寄り道だらけ。でも振り返ってみると、その全部が「自分に合う場所を探す旅」だったような気もしています。

特にHSP気質×INFJの私にとって、「働く環境」は心と体の調子を大きく左右するものでした。

今日は、そんな私の20代から30代前半までのキャリアの軌跡を、繊細さんや内向型の人、これからの働き方に悩んでいる人に向けて、書いてみたいと思います。

1. 「ちゃんとしなきゃ」で消耗していた20代

20代の頃の私は、いつも「ちゃんとしなきゃ」が口癖でした。

新卒で入ったのは、あるメーカーの生産管理職。フル出社で、飲み会の多い会社でした。

お酒も人と話すのも嫌いじゃなかったし、むしろ好きなくらいで、最初は楽しんで参加していました。

でも、だんだんと「飲みに行けば行くほど受け入れられる」みたいな空気感がしんどくなっていきました。みんなのペースに合わせて、楽しいフリをして、家に帰ったらぐったり。翌日はまた頑張って出社する。その繰り返し。

時間もお金ももったいない、と感じる夜が増えていきました。

仕事自体は、アパレル業界の中でもちょっと特殊なジャンルを扱っていて、「この経験は他で活かせるんだろうか」「将来この業界に居続けて大丈夫なんだろうか」と、ぼんやりとした不安が胸の中にずっとありました。

成長性、市場価値、業界の未来。考え始めるとキリがなくて、「このまま流されていくのが怖い」と思うようになっていきました。

そして1社目の最後の方、ふと気づいたんです。

——私、めちゃくちゃ無理してるな、と。

人と一緒に過ごす時間が続くと、家に帰ってもなかなか回復できない。何日も連続で他人と会う日が続くと、休日に外に出られなくなるくらい疲れている。

「私には、他者と一定の距離感が必要なんだ」

そう自覚したとき、HSP(Highly Sensitive Person)やINFJという言葉と出会って、「あ、これ私だ」と腑に落ちました。それまで「みんなはなんで平気そうなんだろう」と思っていた違和感の正体が、ようやく言葉になった瞬間でした。

そこから、自分の「合う・合わない」を真剣に考え始めるようになります。

2. 27歳、職業訓練校という選択

「このままじゃまずい」と思った私は、本格的に転職を考え始めました。

ただ、未経験から別の業界に行くのは難しい。何か手に職をつけないと、と焦りがありました。

そんな時、知人から「職業訓練校」の存在を教えてもらいます。

元々デザインやコーディングに少し興味があった私は、ハローワークに足を運んで、いくつかのコースを見比べて、Web制作の基本を学べるコースを選びました。

正直、27歳から始めるのは遅いんじゃないかと不安でした。新しいことをゼロから学ぶのって、年齢を重ねるほど怖くなるものです。

でも入ってみたら、同年代の人も、上の世代の人もたくさんいて、「あ、私だけじゃないんだ」と心強くなりました。クラスは女性が多くて、雰囲気も穏やか。HSP気質の私には、ガツガツした空気じゃないのが本当にありがたかったです。

職業訓練に通っている間は、給付金をもらいながら学べたので、生活面の不安も少しだけ和らぎました。お金の心配で潰れずに、新しいことを学べる時間。今振り返っても、あの数ヶ月は人生の大きなターニングポイントだったと思います。

「年齢を理由に新しい挑戦をためらっている人がいたら、職業訓練は本当におすすめしたい」

当時の自分に、そして今読んでくれているあなたに、伝えたいことのひとつです。

3. 2社目:5名の制作会社で出会った「即戦力」の壁

職業訓練を終えた私は、Web制作会社に転職しました。

5名ほどの小さな会社。最初は「アットホームで良さそう」と思っていたのですが、入った瞬間に「即戦力」を求められて、現実は想像以上に厳しいものでした。

訓練校で習ったのは基礎の基礎。でも実務はその何倍も応用が必要で、毎日わからないことだらけ。聞いてもうまく教えてもらえず、自分で調べながらなんとか仕事を進める日々。

毎日残業は当たり前。家に帰っても次の日の仕事のことを考えて、夜なかなか眠れない。

そして一番辛かったのは、苦手な上司との相性でした。マイクロマネジメントが激しくて、ちょっとした作業にも逐一口を出されて、自分のペースで進められない。

HSP気質の私にとって、「常に誰かに見られている感覚」「自分のリズムを壊される感覚」は、体力以上にメンタルを削るものでした。

1年半、なんとか食らいついた末、私はこの会社を辞めました。

「合わない環境で頑張り続けることは、勇気じゃなくてダメージなんだ」

この時に、そう学びました。

4. 3社目:IoTスタートアップで初めてリモートを知る

3社目に選んだのは、IoTやアプリ開発をしているスタートアップ企業。ここで私は、初めてフルリモートという働き方を経験しました。

これが、人生を変える発見でした。

通勤がない。オフィスのザワザワがない。誰かに見られているプレッシャーがない。自分のペースで仕事に集中できる

社長もとてもいい人で、職場の雰囲気も穏やかでした。

「あ、こういう働き方もあるんだ」と、感動したのを今でも覚えています。

ただ、ここでも問題はありました。

直属の上司との相性が、どうしても合わなかったんです。さらにその上司が、業務上で横領に近いことをしていることが発覚し、会社全体が大きく揺れることになりました。

会社の運営はめちゃくちゃになり、社員は自主的に次々と転職していきました。私もそのうちの一人として、また新しい場所を探すことになります。

「リモートで働けることの良さ」を知れたのは大きな収穫。

でも、「会社の中身は外から見ても分からない」という現実も、痛感した出来事でした。

5. 4社目:大型案件と引き換えに、心と体を壊しかけた話

4社目は、テレビ局傘下の制作会社でした。

ここでは、私のキャリアの中で過去一大きな金額の案件に、メインエンジニアとして関わることになりました。大規模なサイト開発で、エンジニアとして本気で挑戦できる仕事でした。

人間関係は良好でした。上司も同僚も穏やかで、職場としては働きやすい場所だったと思います。

ただ、ある案件で、自分の実力不足と納期の短さが重なってしまったんです。

毎日深夜まで働いて、家に帰っても頭が冴えて眠れず、また朝早くに起きて仕事に向かう。そんな日々が続きました。

そしてある日、自分の体が変だなと気づきました。

  • 動悸が止まらない
  • 冷や汗がじわっと出てくる
  • 平熱なのに、ずっと熱っぽい感じが続く
  • 頭痛が常にある

調べてみると、適応障害の症状にとても近い状態でした。

「あ、これは続けていたら本当に壊れる」

そう感じて、転職を決意しました。

人が良くて、職場の雰囲気が悪くなくても、仕事の負荷が自分のキャパを超えると体が悲鳴を上げる。

これは、私の中で大きな学びでした。

「環境」は人間関係だけじゃない。仕事量や納期や、自分が背負える範囲を超えていないかも、同じくらい大事なんです。

6. 5社目:「絶対に外せない条件」を全部満たした場所へ

4社目で体を壊しかけた私は、次の転職では「絶対に譲れない条件」を明確に決めて動くことにしました。

書き出した条件はこの4つ。

  • フルリモート:人と会う時間を自分でコントロールできる
  • 年収500万以上:生活と心の余裕を確保する最低ライン
  • フロントエンド領域に携われる:自分のスキルを伸ばせる方向
  • Next.jsがメインだと尚良し:時代に合ったモダンな技術スタック

エージェントにも「この条件は妥協しません」と伝えて、根気よく探しました。

そしてご縁があったのが、今の会社です。

入ってみた感想は——かなり働きやすい。自分に合っている

通勤がないから、朝は自分の体調に合わせて起きられる。フロントエンドのモダンな環境で、毎日少しずつ新しいことを学べる。給与も生活に余裕を持たせてくれる水準。

何より、HSP気質の私が消耗せずにいられる「ちょうどいい距離感」が確保されている。

「合う場所は、ある」

5社目にしてようやく、その実感を持てるようになりました。

7. 今、繊細な人に伝えたい5つのこと

ここまで読んでくれてありがとうございます。

5社経験して、職業訓練も受けて、適応障害になりかけて、ようやく「ちょうどいい」を見つけた私が、繊細な人や内向型の人に伝えたいことを最後に書かせてください。

①「合わない場所で頑張り続けること」は、勇気じゃない

頑張り続けることが美徳とされる文化の中で、これを言うのは勇気がいります。でも、合わない環境にしがみつくのは、自分の心と体を削っているだけ。撤退も、立派な選択肢です。

② 自分の「絶対譲れない条件」を、紙に書き出してみる

私の場合は「フルリモート」「年収」「業務内容」「技術スタック」でした。あなたの場合は何でしょうか。書き出してみると判断軸ができて、転職活動が一気に楽になります。

③ 寄り道は、無駄じゃない

私の5社経験は、傍から見たら「転職を繰り返した人」かもしれません。でも、1社1社で「自分に合うもの・合わないもの」を学んできた結果、今の働き方にたどり着けました。寄り道は、答え探しのための材料です。

④ 体のサインを、見逃さない

動悸、冷や汗、熱っぽさ、頭痛。私の場合はこれらがサインでした。あなたの体も、何かしらのサインを出しているかもしれません。それは「気のせい」じゃないです。

⑤ 自分のペースで、いい

HSPでもINFJでも、内向型でも繊細さんでも、それは「弱さ」じゃなくて「特性」です。扱い方さえ知れば、強みにもなります。世の中のスピードに無理に合わせる必要はないんです。

8. このブログで書いていきたいこと

この記事を書きながら、改めて思いました。

私が10年かけて学んできたことは、もしかすると今まさに「合わない場所」で消耗している誰かの、ちょっとしたヒントになるかもしれない、と。

このブログでは、これから次のようなことを書いていく予定です。

  • HSPの私が見つけた、無理しない働き方とキャリアの選び方
  • 職業訓練・転職・リモートワークのリアルな体験談
  • 30代ひとり暮らしを心地よくする、暮らしの工夫
  • 好きなジャズや音楽、お酒、たまの旅のこと

肩の力を抜いて、自分にとっての「ちょうどいい」を一緒に探していけたら嬉しいです。

のんびり更新ですが、よかったらまた覗きにきてくださいね。

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